かまぼこ板に意外な利用法が

2015年7月27日
  • シェア (facebook)

 かまぼこと言われてすぐにイメージするのは板の上に鎮座した紅白の板かまぼこでしょうか。「なると、伊達巻、はんぺん、竹輪などもかまぼこなんですよ」と説明すると意外そうな反応が返ってきます。

 かまぼこ板には、本来、重要な役割があるんですが、今では、意外な利用方法が注目を集めています。

 有名なのは「小さなかまぼこ美術展」。これは、小田原のかまぼこ屋さんが創業120年を記念して始めたイベントですが、すでに30年以上の歴史があります。小さなかまぼこ板に絵画を描いて見事な芸術作品に仕上げます。いまでは、国内外から、小さなお子さんから90代の高齢者まで、多くの作品が寄せられて、すっかり有名なコンクールになりました。

 四国のかまぼこ屋さんは、10年前から、かまぼこ板に漫画を描いてもらう「漫画大賞コンクール」を展開して、ちびっ子たちやアニメファンからの熱い視線を集めています。

ita01

 最近では、ネット上でも、かまぼこ板を利用しようというブログも沢山見つかります。かまぼこ板を使って「ウェルカムプレート」、「コースター」の作り方や、インテリアにも使える「お洒落グッズ」つくりなど、楽しい活用例が紹介されています。

 食べ終わったかまぼこ板を再利用――。板かまぼこは、2度楽しめる美味しい食べ物なんですね。

かまぼこ板そのものについてもお話ししましょう。古くは、杉材が使われていましたが、現在では、モミ材が多く使われています。ヤニが少なく、臭い移りがなく、かまぼこの変色もない材質としてモミが使われています。

カテゴリー: お知らせ