夏に冷やして食べるかまぼこ

2017年7月27日
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梅雨明け宣言が出て、いよいよ夏本番。
夏バテ予防、疲労回復のためにも夏こそかまぼこの出番です。
十分冷やして食べる清涼感いっぱいのかまぼこを紹介しましょう。

まず、代表格が、大阪の“あんぺい”。脂の乗ったハモを丹念に擂り潰し、塩水でゆであげて作ります。あんぺい独特のふわっとした柔らかい食感と、ハモならではの深い味わいが特長です。十分に冷やして、わさび醤油や生姜醤油で食べるのが乙です。

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二つ目はこれも関西の夏に食べられている“魚(うお)そうめん”。今では日本各地で作られていますが、元祖は京都。旬のハモを使い、江戸時代のかまぼこ職人が遊び心で作りだした逸品で、祇園祭には欠かせないごちそうです。鴨川の床料理として、夕涼みをしながら、風鈴の音色に包まれながら楽しむ、ひんやり冷やした“魚そうめん”は、今も京都の夏の風物詩です。

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もう一つ。ハモ、タイ、グジなどの白身魚に山芋を入れて擂りあげたものを蒸しあげた、真薯(しんじょう)があります。ソフトな食感が特徴で、かまぼこと浮きはんぺんのちょうど、中間くらいの食感です。こちらも冷やして、わさび醤油で食べます。

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最後に、はんぺんをお勧めします。ちょっと意外に思われるかもしれませんが、はんぺんは、サメ肉と山芋で、マシュマロの様な食感が持ち味ですが、これを、冷やして、わさび醤油で食べるのもなかなか乙な味です。ぜひ、一度、試してください。

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冷やしたかまぼこを食べて、夏に負けない、粘り強さを蓄えてはいかがでしょうか。

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