冬至は“はんぺん”で、運気上昇

2016年11月09日
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本格的な冬の到来も、もう間近――。
昔から、冬至には、カボチャを食べて、ゆず湯に入り無病息災を祈念する習慣がありました。カボチャは夏の野菜ですが、保存のきく野菜として、ビタミンAやカロチンなどの栄養が豊富で、冬の栄養源として食べられていたのでしょう。
カボチャは別名「なんきん」と呼ばれ、昔から、冬至に「ん」が2つ付く食べ物を食べると運気が向上すると言われていることから、なんきんが食べられてきました。

ところで、「はんぺん」も「ん」が2つの食べ物です。東京かまぼこ組合では、今年から、はんぺんの認知度を一層高めることを目的として「冬至には はんぺんを食べて運気を上げ、寒い冬を元気に乗り切ろう」と、冬至を「はんぺんの日」に決めました。
はんぺんの日
はんぺんは、東京の名産ですが、関西には古くから真薯(しんじょ)があります。はんぺんは、サメの肉に山芋を入れてマシュマロのように気泡を抱かせて熱湯でゆであげた製品で、ふわりとした食感が特徴です。
はんぺん

はんぺん

一方の真薯は、ハモ、タイ、グジといった白身魚の魚肉に山芋を入れたものを蒸しあげて、ソフトな食感が特徴です。かまぼことはんぺんの中間の柔らかさといったら良いでしょうか。大阪のあんぺいもこの真薯の仲間です。
しんじょ

しんじょ

ぜひとも、冬至が、はんぺんの日として定着して欲しいものです。かまぼこに因んだ記念日はまだまだあります。
2月22日おでんの日(新潟)、3月19日細工かまぼこの日(富山)、5月24日伊達巻の日(仙台・紀文食品)、7月7日(仙台・紀文食品)、11月11日ちくわの日(カネテツデリカフーズ)、11月15日かまぼこの日(全蒲)、同つけあげの日(鹿児島)などです。まだまだ、魚肉ねり製品の記念日制定が続きそうです。

今年の冬至には、「はんぺん」を食べて運気を上げるなんて良いかもしれませんね。

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